薬物濫用頭痛の治療法
薬物濫用頭痛の治療の手順の大きな流れは以下の通りです。
- 薬物の濫用を止める
- 薬物の濫用を止めた後に生じる痛みの対策
- 痛みが起きない予防をする
薬物濫用頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛などと重畳的に発生している頭痛ですので、まずは、薬の濫用を止める必要があります。
薬の濫用を止めることで、薬物濫用頭痛による痛みを抑えることができます。
【薬の濫用を止める】
薬の服用を完全に断ち切ると、早く治せますが、どうしても頭痛が我慢できない場合には、少しずつ減らしていきましょう。
薬の服用回数を1ヶ月に10日以内に抑えて、それを継続しましょう。一時的に薬の量を減らしても、また、増えると薬物濫用頭痛をぶり返してしまいます。
薬の服用を止めた後の痛みの治療と予防法
薬物濫用頭痛になるという事は、最初に片頭痛や緊張型頭痛などの何らかの頭痛があり、それを治すために薬を飲み過ぎたはずです。
という事は、薬の濫用を止めて薬物濫用頭痛が抑えられたとしても、元々の何らかの頭痛は治ったことにはなりませんので、頭痛は引き続き起きます。
そこで、次の段階として、片頭痛の治療、緊張型頭痛の治療、群発頭痛の治療をすることが必要となります。
また、予防法も、それぞれ片頭痛の予防、緊張型頭痛の予防、群発頭痛の予防と同じです。
薬物濫用頭痛にならないように、薬の使用を1ヶ月に10日以内に抑えつつ、元々の頭痛の治療と対策に取り組むことが必要になります。
【元々の頭痛対策をする】
薬の使用を全て止めるのも効果的です。片頭痛に効果のあるサプリメントや漢方がありますので、それらを使った治療をすれば、薬物濫用頭痛にはなりませんので、非薬物療法は積極的に取り入れる事をおすすめします。
緊張型頭痛に効果のあるマッサージ、整体なども、副作用はなく薬物濫用頭痛になる危険性がありませんので、おすすめです。