肩や首のコリをほぐすと緊張型頭痛は楽になります。
緊張型頭痛の原因も、片頭痛の原因と同じく全てが解明されているわけではありません。
しかしながら、一部はっきりと解明されていたり、何らかの関係性が認められる点というのはあります。
とにかく、頭痛の発生する可能性がある原因を1つずつ除去・改善していくことが大切です。
緊張型頭痛にも、反復性のものと慢性のものがあるということは、緊張型頭痛とはのページで紹介しました。
それぞれ、原因が少し異なると考えられています。1つずつ解説します。
反復性緊張型頭痛の原因
反復性緊張型頭痛は、頭痛の発生する頻度が比較的少ない緊張型頭痛です。この反復性緊張型頭痛の原因は、首、肩などの筋肉がこったりして、頭の周囲の筋肉に何らかの異常が発生している事と考えられています。
不自然な姿勢を長時間していたり、同じ固定された姿勢を長時間していることで、肩、首など全身の筋肉が硬くなることで、筋肉が収縮して締め付けられるような痛みになります。
例えば、一日中パソコンで作業をしている人などは要注意です。パソコンで作業をしている姿勢というのは、気を付けないと人間にとっては不自然な姿勢となってしまいます。それを長時間することで、全身の筋肉に負担がかかります。うつむくように下を向いて本を長時間読むなども注意です。
また、画面をずっと見ていることで、視神経にも負担がかかり筋肉が疲れてしまいます。
慢性緊張型頭痛の原因
慢性緊張型頭痛は、1ヶ月に15日以上頭痛が発症する場合を言います。この慢性緊張型頭痛の場合は、身体的な異常というよりも、脳の中枢性要因が原因であると考えられています。
職場での仕事に体する緊張や対人関係などのストレスなどが溜まることで、全身の筋肉の動きをコントロールする脳内の中枢システムに異常が発生し、それが頭痛と何らかの関係があると予想されています。
どちらかというと、精神的なストレスが原因となっている場合が多いようです。
ただ、はっきりと区別できるものではないので、身体的なストレス、精神的なストレスの両方が原因となっていることも多いです。