風邪の時も頭が痛い時はイミグランを試そう。
私はけっこう強めの片頭痛持ちの体質です。普段の片頭痛の発作時だけではなく、風邪を引いた時、高熱が出た時にも頭が痛くなる確率がかなり高いです。たぶん60%以上あるでしょう。
珍しい例でいえば、肩の関節を脱臼して手術を受けた時にも全身麻酔が醒めてからかなりの頭痛に悩まされました。手術の緊張感・ストレス、全身麻酔の副作用など様々な原因が絡み合ってのものだろうと推測しています。
私だけではなく、人間というのは人それぞれに体の弱点というのがあると思います。風邪を引くと必ず喉が痛くなる人、鼻水が止まらない人、咳が出やすい人など。
体調が悪くなった時に何らかの症状が出やすい場所というのがたぶんみんなにあると思います。
たぶん片頭痛持ちの人というのは、頭がその弱い部分なんだろうと感じています。だから、疲れがたまった時、強いストレスを受けた時、カゼを引いた時、熱が出た時など体の免疫力が低下したタイミングで頭痛という症状になって現れてくるのだと思います。
片頭痛になる時にニキビができやすいのも免疫の低下が原因だと私は考えています。
通常の片頭痛の発作なら片頭痛だと自分で判断できるので、痛みが強い場合にはすぐにイミグランを飲むなどして対処する事ができますよね。
でも、カゼや高熱の場合などの頭痛の場合にはその頭痛がカゼが原因の頭痛なのか?発熱が原因の頭痛なのか?いつもの片頭痛が同時に起きているのか?自分では判断が難しいです。
だからそういう場合には、イミグランなどの薬を飲まずに我慢する事がけっこうあります。
では、いつもの片頭痛の発作による頭痛ではなく、カゼ、発熱などの際の頭痛にもイミグランなどの片頭痛の薬は効果があるのでしょうか?
以下、私の体験で書かせていただきます。
高熱時の頭痛にイミグランは確実に効果あり!
ここからは医学的な根拠があるのかどうかは分かりません。あくまで私の今までの経験と私見で書かせていただきます。
私の経験から言うと、カゼを引いた時であれ、高熱が出た時であれ、全身麻酔から醒めた時であれ、いつもと同じような痛みの感覚の頭痛であればイミグランはほぼ100%効果があります。
日常からイミグランの効果が無いという人は、自分に合った別のトリプタン系薬剤を探す必要がありますが、いつもの片頭痛の際に効果のある薬が自分で分かっていればカゼの場合などにも効果があるはずです。
頭痛の原因が片頭痛なのか熱なのか風邪なのか分からないけど、体調が悪いという事は免疫が低下している可能性があり、それによって片頭痛が誘発されている可能性が高いのでしょう。
そして、頭痛さえ収まれば他の事は大してつらくありません。
その時に片頭痛というのが、どれだけつらくてしんどい病気なのかという事を認識できます。片頭痛の苦しみは実際に経験した人にしか分からないでしょう。
実はつい先日の話ですが、大流行している手足口病に子供がかかり、しばらく後で私もかかってしまいました。その時に40度の高熱が出ました。いつものごとく頭痛も同時にやってきます。
人生で初めての40度という高熱が出た事と頭痛があいまってものすごくしんどかったのですが、イミグランを飲んだところすーっと頭痛が消えてくれました。
すると今までのしんどさがウソだったかのように体が楽になり、頭はぼーっとするもののけっこう動く事ができるようになりました。
頭痛が無いだけでこんなにも楽になるかと自分でも驚きました。私からすれば40度の高熱というのはそれほどたいした物ではありませんでした。
学校や会社などは37度とか38度くらいではなかなか休めませんよね。他人は体温でその人のしんどさを判断します。
37度でしんどいとか、休むといえば、「たいそうやんぁ」とか「気合いが足りん」とか言われてバカにされる事もありますよね。
でも、片頭痛持ちの人は違うんですよね。37度の熱だとしても同時に片頭痛が発症している事が多く、その頭痛で頭が思い、体がだるい、体が動かせない、吐き気がするなどの症状になるのです。
発熱というのは誰でも経験した事があるので、37度だとこれくらいのしんどさ、39度だとこれくらいのしんどさという事を分かってもらえるのですが、片頭痛というのは経験した事が無い人の方が多いでしょうから、本当に他人には分かってもらえません。
もちろん社会的な責任もありますが、自分の体をいたわってあげることができるのは自分だけです。周りにどう言われようが、どう思われようが、自分の体を休めてあげましょうね。
子供の頃から何十年も片頭痛と闘ってきた私だから言える事ですが、片頭痛というのはほんとうに辛いものです。これは実際になった人にしか分からない痛みです。もし、経験した事がない人が片頭痛のような頭痛になればおそらく動くこともできないでしょう。