群発頭痛の予防法
群発頭痛は、発生する原因が未だ不明な部分も多く、残念ながら効果的な予防法も確立されていないのが現実です。
ただ、一定の効果があったという予防法も少なからず存在するので、一部を紹介します。
- カルシウム拮抗薬のベラパミル(不整脈、高血圧、狭心症などの治療に使われる薬)
- 寝る前に酒石酸エルゴタミンを飲む(カフェルゴット、クリアミンA)
- シバマイドの点鼻薬
ある程度効果が出たという報告のある予防法は、上記の3つくらいです。
↓ベラパミル(verapamil)には様々な種類があります。
副腎皮質のステロイドやβ遮断薬なども予防薬として挙げられることがありますが、はっきりとした効果が認められているわけではありません。
また、片頭痛に対して特効薬のように効果のあるトリプタンは群発頭痛にあまり効果がないとされています。
群発頭痛の薬を使わない予防法
薬物を使わない群発頭痛の予防法としては、以下のようなものが行われています。
- 神経ブロック療法
- 三叉神経根切除
- 翼口蓋神経節切除
- ガンマナイフ療法
- 脳深部刺激療法
いずれも、手術などが必要な大掛かりな予防法ですが、それほど大きな効果が出ているわけではないので、慎重に行うべきであり、あまり推奨されていません。